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お一人様の相続

お一人様で相続する人がいない場合・・・

最近では少子高齢化や非婚化の傾向が著しくて、親や親族が誰もいない「お一人様」のまま亡くなってしまう例も急増しています。
こうした「お一人様」の場合、遺産はどこへ行ってしまうのでしょうか?
実は、亡くなった時点で完全にお一人様で、法定相続人が誰も居ない場合、遺言書などで遺産の行き場所を指定していないと最終的には遺産は国庫金になってしまします。
つまり、国の財政に使われることになるんですね。

もちろん、国庫金になってしまうのは最後の最後。
それまでは、相続する人がいないかどうか、何度も調査が行われます。
それでも相続人がひとりも現れない場合のみ、国庫金になるのです。

お一人様の遺産が国庫金になるまでのプロセス

それでは、お一人様の遺産が最終的に国庫金に入るまでのプロセスを解説します。
こちらで以下に書くように、遺産の相続人は、何度も調査されます。
それでも相続人が現れない場合、国庫金になります。

【第1ステップ】
お一人様が亡くなった場合、相続人の有無が調査されます。法定相続人がいるのかどうかはっきりしない、または相続人全員が相続放棄していて相続財産が存在する場合、故人の遺産は民法によって「相続財産法人」となり、債権者などの利害関係者や検察官の申し立てによって家庭裁判所が相続財産管理人を選任し、官報に公告を出します。
相続財産管理人は相続財産を調査する他、債権者や受遺者に対する請求申し出の公告・催告を出し、届け出のあった債権者等に支払を行います。

【第2ステップ】
この時点で相続人がいない場合、家庭裁判所は「もし相続人がいるならば6ヶ月以上の一定期間内に名乗り出てください」という「相続人捜索の公告」を官報に出します。この公告を見て相続人が現れれば、その人が財産相続を行うことになります。

【第3ステップ】
このようなステップを踏んでもなお相続人が名乗りでてこなければ、相続人がいないものとして確定されます。
ただし、故人と特別な縁故のあった「特別縁故者」は家庭裁判所に相続財産の分与の審判の申し立てが出来ます。
このような手続きを経て、最終的に遺産が残ってしまった場合、この遺産はすべて国庫へ引き継がれることになります。

お一人様でも遺産が国庫にお金が入るのを避けるには

お一人様でも、自分の遺産が国庫に入るのを避けるためには、きちんと遺言書を作っておくことが大事です。
遺言書も、いい加減なものではなく、公正証書遺言にすることをおすすめします。
自分の遺産を誰かにあげたい場合、または、団体に寄付したい場合など、この遺言書があれば、その遺言が最優先されます。
ですから、もしお一人様で、遺産が行き場所を失ってしまうことを避けたいのであれば、自分の遺産の使い道をよく考え、遺言書にきっちり書いておくことが大切です。

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